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執筆者の写真楽人塾代表 ふじたの挑戦

絵本「りんご姫」は絵本革命なんです

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世界のどこかで、誰かがこおむっている不正を、

心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。

それこそが革命家としての、一番美しい資質なのだから。


チェ・ゲバラ


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絵本りんご姫は絵本革命なんだ。


僕は絵本を作るときに参考にするために

当然だが歴代の売り上トップ10を見た。


日本人が書いたものだと1位はダントツ「いないいないばあ」だ。

その後に「ぐりとぐら」「ねないこだれだ?」が続く。

僕はこれを見たときにこう思った。

「僕には作れない」と。

なぜなら、「いないいないばあ」や「ぐりとぐら」の凄さや面白さを理解できないからだ。

少しも面白くない。

そりゃそうだ。

幼児向けに作られているんだから。


でもすぐにこの状況はラッキーだと思った。


日本人のほとんどは

絵本は「幼児」に読ませるものだと思っている。

そういう既成概念でガッチガチの人がほとんど。

だから、誰も、大人の自分が読むものとして絵本に取り組まない。


僕は僕が欲しい絵本を作りたいと思った。

ここには壮大なマーケットがあるに違いない。

誰でもない。

僕が感動し、自分の人生を振り返ることができる絵本を作りたい。


子供たちよ!

もう少し経験を積んでから絵本「りんご姫」に挑戦してくれ!

そう言えるものを作りたかった。


りんご姫は

動物が変な顔をすることもなく

動物がホットケーキを焼くこともなく

大食いの毛虫も出てこず

戦闘シーンもなければ

なぞなぞも出題されない


子供が喜ぶ要素はほぼない。


ただ、

差別され

嫌味を言われ

コミ力の低い男の子に傷つけられ

自信を失い

心を病んでいく女の子がいるだけだ。


ジメジメ進んでいく。


人間関係の深みや汚さや

誤解を生み出す状況を丁寧に描いている


渋い

渋すぎるぞ「りんご姫」


勝手にライバル視したのは

100万回生きた猫

星の王子様

そして

若干頭にあったのが

ドストエフスキー

罪と罰


僕は児童書である

100万回や星の王子は

絶対に子供より大人の方が面白いと思っています。


ということで

りんご姫は

大人のための絵本なんだ


もちろん、予約を取る段階で

僕は1万回、この絵本は大人向けだと伝えている

今も、伝え続けている

でも、それでも、やっぱり子供のために絵本を購入してくださる方がいっぱいいる。

その方に言いたい


「あなたのための絵本です。」


と。


大人のあなたにこそ

読んでもらいたいんです

ある程度の経験がないと

この渋みは分からないんですと。


紙の本がこれからどうなるのか?


小説も、ビジネス書も、もう、紙である必要はない。

どんどんネットに吸収されていくだろう。


しかし、絵は違う。

当分はできるなら

iPadの画面ではなく

壁に貼ってある額に入った紙でみたいのではないか?


芸術はまだアナログな媒体がいいはずだ。

だから紙の本の王様が絵本なんだ。


そして、さらに絵本のすごいところは

ドラマを2倍速で見る世代にドンピャシャなところだ。


30分もあれば物語を読み切れる。


そのくせ

美しい詩や

俳句を読んだ後のような心の揺れをもたらす。


あなたは美しい詩を読んだとき

どうなりますか?


静かに目を閉じ

その一言一言を噛み締めるのではないでしょうか?


絵本はそれができるんです。


美しい絵と美しくまとまった文章を読み

絵本を抱きしめ、

1ページ1ページを噛み締めることができるんです。


それが僕が作った「絵本道」です。


自分と対話するために

作られた絵本。


いつも人のことばかり考えて

自分のことを後回しにしてしまう

そんな優しいあなたにこそ

ときには自分のために時間をつかいませんか?

そんなメッセージを伝えるためにこの絵本が生まれました。


絵本「りんご姫」は日本人の絵本に関する既成概念をぶち壊す

一歩目になればいい


ここから絵本革命が始まると思っています。


そのイメージを持って設計され

みなさんの手元に届けられたのが

この絵本りんご姫

なのです。


キューバ革命のリーダー

チェ・ゲバラはこう言っています。

世界のどこかで、誰かがこおむっている不正を、

心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。

それこそが革命家としての、一番美しい資質なのだから。


僕はこう思っています。


日本のどこかで、心を乱している誰かがいて

その人が悩み苦しんでいることに心の底から共感できる人間こそが

絵本革命を実現できるのだ。


子供じゃない

大人の心を整えるために

今、絵本が必要なんだ


僕は絵本を大人の元に届けたい。



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