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執筆者の写真楽人塾代表 ふじたの挑戦

絵本を盛り上がらないものにした理由



絵本りんご姫は名作だと思っています。

(自画自賛(笑))

https://www.youtube.com/watch?v=NTXIICvn9oU


100年後読んでも色褪せない内容になっています。

それは、仏教でいう自灯明(じとうみょう)をテーマにしているからです。

釈迦の教えは2500年経っても古くなっていないので、

おそらく、100年後も古くなっていなりだろうと仮説を立てています。

自灯明とは、ブッダの遺言で、自分のことを見すぎて自分で判断する力を失いつつある弟子たちに「自分を拠り所にしろ。自分の道は自分で照らせ」ということを伝えるための言葉だと言われています。

絵本りんご姫の中で、りんご姫はブッダではなく、森の老婆からその内容をもらうことになります。

他と比較するな

他に自分の評価や価値を求めるな

自分で自分を理解し、

自分の道は自分で照らせ

そのような本質を絵本の中で森の老婆から学びます。


このように僕は全てのエンタメコンテンツを100年後も色褪せないものにしようと考えています。


さらに絵本りんご姫は、非常に地味なストーリーにしました。

誰も空を飛ばず、

バトルもなく、

恋愛も、魔法も、殺人事件も

スポーツ大会もない


ただ、10歳の少女が2日間の旅に出て

馬鹿にされ

傷つきながらも

必死に自分を保とうとするだけの物語です。


https://www.youtube.com/watch?v=6yw8xfgk4W8


なぜそんな地味な内容に意図的にしたのか?

それは、作家の管原先生が、


等身大の誰でも経験がある内容にすれば

しっかりとりんご姫の感情移入ができ

自分の心と対話する時間にできるのではと提案してくれたからです。


僕もそれに大賛成でした。


自分の心と対話するために

徹底的に設計されたのが

この絵本りんご姫です。


100年後も色褪せない内容にしました。

ぜひ、この100年のどこかで手に取っていただけたら嬉しいです。


そして絵本で、りんご姫が最初に城の外で出会う少年が

アニメ「ノアとりんごの木」の主人公ノア君です。

この出会いが、この後、世界を滅亡の危機から救います。

楽しみにしていてください。

このアニメ、僕は世界一感動すると自分では思っています。


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