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​株式会社楽人塾

創業宣言

日本と世界を元気にするコンテンツ作りを目指します


 2021年1月19日(火)晴天の日本、コロナによる緊急事態宣言が出させれている中、株式会社楽人塾は創業しました。

 「楽」しむ、「人」を大切にする、何よりも大切にしたい企業理念です。そして「人」生を「楽」しむという当たり前の願いついて、みんなで学び合い、実践できるような世界にしていきたい。そんな思いを込めて「楽人塾」と名付けました。

 出版不況が叫ばれて久しい中、なぜ、私たちは、立ち上がったのか?バブル崩壊から四半世紀、超高齢化社会へと突入する日本は、今、とてつもない閉塞感を漂わせています。お年寄りばかりのこの国は、未来への投資を惜しむようになるでしょう。そうなれば、子供達の時代はどうなるのでしょう。彼らが生きる未来の日本は、夢を持って生きることができる国なのでしょうか?だから、今こそ、この国に最も必要な、「熱」と「知」を叩き込んだ本を提供し、活気満ち溢れた夢のある新たな時代の扉を開く一助となるために、私たちは今、立ち上がる必要があったのです。

 思い返してみると、一冊の本が、いや、一行の文が、人生を変えることがあります。私自身、何度も、何度も本に力をもらってきました。時には小説に、時には漫画に、時にはビジネス書に、泣くほどの感動を与えてもらいました。特に事業家やスポーツ選手という自身で本気の挑戦をされた方の書かれた経験を元にした言葉は、とてつもない感動と挑戦する勇気を私にくれました。TSUTAYAの増田社長の本の中で「企画こそがビジネスだ」と教えてもらい、世界をデザインする企画力をつけようと必死に勉強しました。楽天の三木谷社長の本で「スピード」の重要性を叩き込まれ、とにかく、準備は全くできていないが、今、立ち上がろうと決意しました。ところが、そんな良質な本とは裏腹に、ただキャッチーな題名にし、ページを増やし、とりあえず綴じただけというような、軽薄な本も多く存在しているのも、今の業界の事実かもしれません。その事実に面と向かって「NO」を突きつけ、命を削るほどの「熱」を作家と編集者が込めた本、国民の知性の深みに立派に対峙できる本、そんな本を私たちは創りあげてみせます。その、作る側と読む側が互いにぶつかり合うヒリヒリとした緊張感こそが、日本国民のさらなる成長を呼び起こし、結果として、エネルギーに満ち溢れ、調和のとれた、豊かな心を持った国として復活することに役立つと信じるからです。

 明治維新の頃の日本は先進国に比して科学技術は圧倒的に遅れていました。そのちっぽけな島国が、植民地になることを避けることができたどころか、わずか数年で大国として栄誉ある地位を占めることができたのは、なぜか?ひとえに、江戸時代から続く、寺子屋を中心とした教育制度により、「読む」と言う能力を世界最高のレベルまで引き上げることができていたからだと思います。その能力、今の言葉で言えば、メディアリテラシーが、あったからこそ、世界中の最先端の知識を、あっという間に吸収し、奇跡と呼べる成長が可能となったのです。当時の江戸の識字率は、世界最先端都市、ロンドン、パリを軽々と凌駕していました。今の閉塞感をぶち破り、坂の上の雲をもう一度視野に入れるためにも、日本人の、世界を圧倒する優れた能力である「読む」という力を、さらにブラッシュアップさせる必要があるのです。そのことこそが、時代の変革期を迎えるこの日本で、大いなる飛躍をするために必要だと信じています。

 本と読者が沸き立つような、心のぶつかり合いをし、その戦いの中から、人間の「知性」の極みをあぶり出す。そんな瞬間を私たちは創る。そのためには、人間の心という強大なライバルと充分戦うことができるレベルの「熱」のこもった、「知」に満ち溢れた本が必要なのです。しかし、メディアは「本」だけではありません。私たちは、メディアにとらわれず、人の心を揺らすコンテンツ作りには、勇気を出して積極的に取り組みます。たとえ、誰も挑戦したことがないような新たなメディアであっても、恐れず、感動と希望を提供できるコンテンツを作り続けようと思います。

 少子高齢化の時代には、国民一人一人が、それぞれに夢を持ち、人生を充実させてもらい、結果、生産性を上げる必要があります。60のおばちゃんが、「私の夢はね」と言って、起業をし、95歳のおじいちゃんが「俺の夢はね」と言って、何かを学び始める、そんな日本になれば少子高齢化なんて少しも怖くはない。世界の先進国はすべからく少子高齢化の時代に突入します。その時に、世界で最も早く少子高齢化が進む日本が、世界で最も活気に満ち溢れた国になっていれば、どれだけ世界の人たちの勇気になるでしょうか?活気があるとは、テンションが高いということではない。自分のやるべきことがある毎日ということです。やりたいことで満ち溢れた日々を持つということです。そんな世界になるためのコンテンツ作りに、私たちは全力を出します

 なぜ人は、「夢」や「天職」を探す時、外に答えを求めるのでしょうか?セミナーや、自分探しの旅、自分に答えを教えてくれる何者かに依存するのでしょうか?もちろん、そういったことも大切な経験でしょう。でも、それ以上に重要なことは、自分自身との対話だと思っています。自分の中には外の宇宙に負けないくらい大きな世界が存在すると思っています。そして、そこにこそ探す答えがあるのではないかと考えています。自分の中の本質的な答えをみつけようとせずに、外の誰かに答えをもらおうとする風潮を否定する。自分との対話の役立つ、自分の中の宇宙を冒険することが楽しめる、そんなコンテンツを作りたい。「夢は何?」「本当に大切なものは何?」「どんな仕事がしたいの?」そんな意識高い系の、ダサい質問を自分に投げかけ対話することでしか、本当の意味で、自分の人生を自分に取り戻すことはできない。そうでなければ、他人の人生を生きることになる。楽人塾は、そんな自分との対話の一助となることを目指します。ライフスタイルを日本中の国民が持つ、すべての人が自分のやりがいを持つ、生きがいを持つ、そんな日本を、そして世界を作るために、楽人塾は<ことば>の熱風を社会にぶつけ、戦いを挑み続けます。

 そんな、志を宣言し、読者に約束するために、楽人塾は設立されたのです。

2021年1月19日
株式会社楽人塾
代表取締役社長
藤田直之

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