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お釈迦様の言葉「自灯明」と絵本の関係



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その瞬間、お前の周りの世界は何一つ変わっていないのに、

そのすべてが変わるんだ


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自灯明

お釈迦様


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絵本りんご姫は大人が自分と対話するために作られました。

子供はもちろん読んでもらいたいですが

子供を喜ばせるために作られた本ではありません。

色々な経験をしている大人にこそ読んでもらいたい本なのです。


本の中で僕が何よりもこだわらせてもらった言葉があります。


それが森の老婆がりんご姫に伝える言葉


「その瞬間、お前の周りの世界は何一つ変わっていないのに、

そのすべてが変わるんだ」


というものです。


絵本を読みかえしてみて下さい


この言葉だけは文字を大きくさせてもらいました。

反対もありましたが

僕がどのセリフよりも大切にしたい言葉なので

わがままを通して

絵本の中のどの言葉よりも大きな文字にしてもらっています。


旅の途中、りんご姫は

意図したものでも

してないものでも

多くの人の言葉で傷つけられます。

苦しむりんご姫に

森の老婆が伝えた言葉です。


森の老婆は

傷つけられたりんご姫にまずこう言います。


「お前は誰かの評価を気にすることも誰かと比べる必要もない。

ただ、お前でいればいい。

それだけで、最高に美しくいられるんだ。」


そして続けます。


「もし、いやな気持ちがしたら

背筋を伸ばして鏡に映る自分に向かって唱えなさい。

『今日もあなたはとびきり美しい』と。」


「その瞬間、お前の周りの世界は何一つ変わっていないのに、

そのすべてが変わるんだ」


何度読んでも涙が出てきます。


スガワラトモコ先生がとても努力してくれて

目が開くりんご姫を描いてくれました。

物理的な目も開いていますが

心の目も開いた瞬間を

絵で表現してくれています。

先生にお伺いしたらめっちゃ大変で

時間のかかった1枚のようです。


素晴らしい絵です。

本当に美しい少女の心の目が開い瞬間の絵。

さあ、絵本を開いて

その絵をみなさんもみて下さい。

最高の絵です。


僕は先生の作ってくれた目が開いた瞬間のりんご姫の絵が大好きです。



何度見ても涙が出てきます。


誰と比較するものでもない

誰かに自分を照らしてもらうものでもない

自分で自分を照らすことができれば

自分自身で世界を照らすことができれば

何一つ変わっていないこの醜い世界が

即座に全く違う素晴らしい世界に見えるように変わるんだってことを

森の老婆は教えてくれるのです。


「その瞬間、お前の周りの世界は何一つ変わっていないのに、

そのすべてが変わるんだ」


この考え方最高です。

でも、別に僕が考えたものではありません。

今から2500年以上前に、釈迦が遺言として弟子に伝えた言葉

「自灯明(じとうみょう)」を意識しています。


自灯明の解説は

僕の著書「ライフデザイン」に詳しいので興味ある人は

そちらで読んでください。


釈迦が亡くなる際に弟子たちの行く末を心配して,

遺言として「自灯明」という言葉を残しました。


「自灯明(じとうみょう)」とは

「自らを拠り所にして生きなさい」という意味です。


今まさに亡くなろうとしているときに弟子が言います。

「亡くなってしまったら,

その後,私はどうすればいいんでしょうか。

何をよりどころにすればいいんでしょうか?」


それに対し釈迦は答えます。

「自灯明」


あまりにもカリスマになってしまい

弟子がみんな自分の光をあてにしてしまっていることを心配した釈迦は

自灯明・・・そう弟子に伝えたのです。


「自灯明」自分自身を信じて生きろ

私を見るな

自分で照らせ!


自分を信じて自分の価値観や考えを基に,

他人の意見には左右されずに,

自分を拠り所として生きるということです。


2500年以上前のこの言葉は

今も全く色あせていない。


それどころか、生き方が多様になり、

それぞれが自分の生き方を自分で考えて決めていかねばならない

そんな今の時代にこそ必要な考えだと思っています。


もう生き方の正解は誰も教えてくれない。


他人に左右されるのではなく,

自分を信じて自分の信念や考えに基づいて生きていくことが

その人の未来を、人生を切り開くと僕は思っています。


りんご姫は

そんな2500年の叡智も拝借して作られた絵本なのです。


中世のヨーロッパ風な物語であるりんご姫ですが

実は東洋の哲人ブッダの思想も表現しているのです。


もう一度絵本をゆっくり読み返してみて下さい。


絵本の中の一言一言の深みを感じてもらえると思います。


全てのページの

全ての言葉を

プロフェッショナルが結集して選び抜いてくれました。


大手出版社の編集者や

天才コピーライターや

カウンセラーの先生に協力してもらい

2500年に及ぶ人類最高峰の哲人たちの教えをわかりやすく組み込んだのが

この絵本りんご姫なのです。

ただの絵本ではないのです。


人類が100年後も読み続けるべき最高の傑作だと僕は思っています。


僕が2年前に出版社を作った時

その時に僕が言った言葉を覚えている方も多いと思います。


100年後も読まれる

100万部を超えるような本を作る


そう断言して出版社を立ち上げました。

その時に僕が意識した本を3つあげたのを覚えていますか?


それは


学問のすすめ

武士道

そして

世界最高峰のベストセラー

聖書

です。


絵本りんご姫は

そんな志の会社が作った絵本です。

子供を喜ばせるためだけに作った本ではありません。

もちろん、子供も喜んでもらいたいですが、

まずは、大人の生き方の指南書になってもらいたいです。


「その瞬間、お前の周りの世界は何一つ変わっていないのに、

そのすべてが変わるんだ」


この言葉に込めた思いは感じてもらえたでしょうか?


さあ、それでは、100年後も価値のある本(コンテンツ)を作るために

僕が今、仕掛けていることについては、今後、またお話しして行きましょう。


地球を凹まそうと思ってしている挑戦ですが、

今のところ、地球ではなく、僕が凹み続けています(笑)


でも志は決してなくさないつもりです。



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