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「音楽」と「落語」にあって「漫才」にないものって何?リピートされるエンタメ、ロングランのエンタメについての考察。



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エンタメをリピートしてもらう方法を考える

歌と漫才の違いとは?


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美味しいだけでは売れません。

何度も食べてもらえるものを研究しなさい


安藤百福(日清創業者)


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昨日は演出の骨さん

(劇団鮫軟骨https://samenankotsu.jp/)と

原作者のスガワラトモコ先生と

舞台について打ち合わせた


上演は9月の中旬を予定している。


その時に、どうやったらリピートが起きるのかを考えた。可能だったら、再演を希望されるような舞台にしたいからだ。


さて、みなさんにも考えて欲しい。

ロングランやリピート再演されるコンテンツとはどんなものか?


僕の頭に昨日よぎったのは


「歌」は聞けば聞くほどライブでもまた聴きたくなる


「漫才」は基本聞けば聞くほど面白く無くなってくる


なぜ?

という疑問。


音楽とおしゃべりだから????


でも

「落語」はおしゃべりだけど

同じものを何度も何度も聞く人がいる


漫才にはなくて


落語や歌にあるものは何か?


音楽ライブではわざわざそのライブで披露される歌を聞き込んでから行く。

ミスチルの歌を聞き込んで、ライブに行く。

めっちゃ興奮し、また同じライブなのにいく。

さらにその次の同じライブにも行く。

ライブは行けば行くほど、曲を知れば知るほど、面白くなってきたりする。


漫才では、それはない。

映画を何十回も行く人は少ないだろう。


しかし落語はそれがある。


骨さんが言った。


「だからロングランにはミュージカルが多い。」と。


そうか。

劇団四季もそうだし、

映画なら、グレーティストショーマンに馬鹿みたいに何回も行っていたやつがいた。


詳細まで内容がわかっているのに

何回も行く。


ただ、僕は突然脈絡もなく

歌い出すいわゆるミュージカルがそんなに好きではない。

音楽も好きだし、ドラマも好きだ。

だけど、急に不自然に歌い出すのは困る。


どうするか?


そこで骨さんに一応頼んだ。


「舞台に歌と落語を入れたい」

と。


どんな形でもいい。

落語的なもの

歌を入れる。


歌は想像がつく

演技の間ではなく

始まりと終わりに入れればいい。


では、落語はどうか?


落語ってなんだ?

落語的なものってなんだろう?


ンンン、

まだぼんやりしているが

「よ!待ってました!」と言いたくなるものだと思う。

ここで、それを言ってもらえて嬉しい・・・的な。


そういえば、

吉本新喜劇の舞台には毎回必ず出るギャグがある。

でもそれは楽しい。またみたくなる。

音楽に近い。


​間寛平「血~吸うたろか~」「かい〜の」

すっちー&吉田裕「ドリルすんのかい!」


「型」だ。


「型」がキーワードになるのではないか?

人間は「型」があると楽しいのではないか?


もし、舞台に新喜劇のような「型」

落語のような「型」

歌舞伎のような「型」を持ち込めば

音楽ライブのようなリピートを作り出せるのではないか?


歌こそ究極の「型」だ。


まだぼんやりだが、

もう少し新喜劇について、

落語の面白さについて、

検討して行きたい。


ちょっと見えてきた気がする

リピートやロングランの可能性。


日清の創業者

安福さんが言っている。


「美味しいだけでは売れません。

何度も食べてもらえるものを研究しなさい。」


舞台でいうなら


「面白いだけでは売れません。

何度もみたくなるものは何かを研究しなさい。」


となるのだろう?


「リピート」と「型」の関係を考えたい。



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